ダイエットの「成功体験」は【事実をゆがめる】
- 功 山口
- 2022年8月14日
- 読了時間: 5分

普通なら
「成功体験」は
・やったー!嬉しい!
・やればできるじゃん!
などプラスの感情を得ることによって
[行動を促進]させるとても良いことなのですが
・
ダイエットにおいては、
「成功体験」のせいで
ダイエットが失敗してしまうことがあります。
・
初めましてこんにちは。
「太らない習慣づくり」をシステム化して
体型のストレスに苦しむ人を救いたい
山口功です。
――――――――――
今回は
そんな【偽の成功体験】に惑わされないように
適切な判断をして
ダイエットを成功させよう
という話し
▼【偽の成功体験】とは
いきなり結論。
・
【偽の成功体験】とは
➤「短期」で「少量」の「体重減少」

そして
➤「健康を害する恐れのあるもの」

の片方あるいは両方です。
・
たとえば
(例①
▶状況
最終目標は10㎏痩せることという目標を立ててダイエットを始めた。
▶体験
糖質制限ダイエットを始めたら1週間で3㎏体重が落ちた
とか
(例②
▶状況
ダイエットを始めてから、4ヶ月ほど、
5㎏痩せた状態で停滞期になった。
もう1ヶ月、体重が変わっていない。
▶体験
思い切ってカロリーを500kcal落としたら
2日後から体重がするすると落ち始めた。
とか
これが【偽の成功体験】です。
・
・
・
➤なにが【偽の成功体験】だったのか
―――――
まず情報として、
人間の身体というのは
「慣れ」というものがあります。
※「慣れ」という表現も事実をゆがめるので好きではありません
下の記事でも書いたように
摂取カロリーを下げれば
消費カロリーも下がります
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・
ということで
さきほどの二つの例では
なにが【偽の成功体験】なのかというと
「短期」で「少量」の「体重減少」という結果を
▶「糖質制限をした」=「体脂肪が落ちた」
▶「停滞期にカロリーを落とした」=「体脂肪が落ちた」
という誤認をしてしまったということ。
・
また
両方とも健康に害を及ぼす可能性があることです。
➤例①の[糖質制限パターン]の誤認
糖質制限をしたら1週間で3㎏も痩せたよ!!!
・
この偽の成功体験の認識には
[2つ]大きな誤認があって、
・
ひとつは
▶「糖質制限をした」=「体脂肪が落ちた」
の「体脂肪が落ちた」の部分。
・
・
なぜか人間は
体重が落ちると
痩せたと勘違いしてしまう。
・
体重は
゛体脂肪の量だけ"を測れるものではないのは
みーんなわかっているはずなのに
なぜか体重が減ると
「痩せた!」と喜んでしまう。
・
いっぱい食べると、のど乾くでしょ?
いつもより食べない日はあんまり水飲まなくない?
・
糖質減らしたぶんだけ
「脂肪以外のなにか」が減ったことを
「体重が落ちた」と勘違いしてしまうのが
ひとつめの誤認。
・
ふたつめの大きな誤認は
▶「糖質制限をした」=「体脂肪が落ちた」
の「糖質制限をした」の部分。
・
糖質制限もちゃんと痩せます。
でも、
「糖質を控えるから」「痩せる」が正解なのでしょうか?
・
否
正解は
糖質を控えることで、
「カロリー収支がマイナス」になったから「痩せる」
がほとんどの場合正解です。
・
思考が浅いと
結論を見誤ってしまう。
・
ということで
①糖質制限パターンの誤認は
▶「体重」=「体脂肪(太った・痩せた)」
▶糖質制限【だから】痩せた
でした。
・
➤例②の[停滞期にカロリー落とすパターン]の誤認
まずこれだけははっきりと書かなければならない、、、
・
停滞期には
「カロリーを上げましょう」
「ちょっと好きなもの食べましょう」
あと
「絶対あせっちゃいけない」
・
・
というのを踏まえて[実例]をお伝えします。
・
あるハゲ男が、1日の消費カロリーを計算したら
[推定消費カロリー]が【2,800kcal】程度でした。
ハゲ男は
1日の[摂取カロリー]を【2,000kcal】に設定して食事をしました。
・
ハゲ男は順調に体脂肪を落としましたが
2ヶ月ほどで体重が落ちなくなります。
[停滞期]です。
・
ハゲ男は
「2,000kcalで痩せないということは
1日の消費カロリーが2,000kcalぐらいになっているのか!
じゃあ[摂取カロリー]を【1,500kcal】に落とそう!」
と考え実行します。
・
ハゲ男はまた痩せ始めました。
「よしよし、いいぞー。
さらに摂取カロリーを落とせば痩せるんだな」
と【成功体験】をします。
・
しかしまた1ヶ月ほど経ったところで
[停滞期]がやってきます。
・
「前回の停滞期では[摂取カロリー]を下げれば
また痩せたんだ。
今回もそうするしかない!」
・
これの繰り返しで、
ハゲ男は最終的に
1日【1,000kcal】まで食事量を落としました。
・
結果、
ハゲ男はきっちり絞りきり
初のボディビル大会(新人戦)で見事優勝を飾りました。
しかし
彼は「健康」を失い
大会前の2ヶ月ほどは「抑鬱状態」になり
普通の生活を送ることさえ困難で
1日の行動は筋トレを行うのが精いっぱい。
ボディビル大会に出ることだけが支えになってしまう
という非常に不安定な状態になってしまいました。
そしてさらにハゲが増してしまいました。
・
・
・
そうハゲ男は私です。
・
人間は食べないと不健康になります。
「食べない(摂取カロリーを下げる)」=「痩せた」
という【偽の成功体験】が
どんなときでも「摂取カロリーを下げる」から「痩せる」
という誤認に繋がった
という僕の実例でした。
・
・
・
長くなったので簡単にこの状態の解決策を解説すると
元々【2,800kcal】消費していたものが
摂取を【2,000kcal】にしたことで
消費も【2,000kcal】ぐらいに下がった。
・
そしたら[摂取(食事)]を下げるのではなく
[消費]を戻す策を立てなければならない。
・
[消費]を戻すには
身体が元気になるような方法を取ること。
[摂取]を上げる(食事を増やす)ことがてっとり早い。
元々の【2,800kcal】まで戻しても
太ることはないのだから
※消費が下がった状態からは少し太る感覚があります。
【2,800kcal】まで戻しても
なんなら1日だけならもっと食べても大丈夫。
・
加えて
食べれないストレスも代謝異常の原因になるので
いつも制限していた「食べたいもの」を食べることも有効。
・
です。
▼まとめ
ということで
ダイエットでの【偽の成功体験】は
とんでもない[誤認]を生むし
健康を害する恐れがあるので
逆効果になってしまうよ
というお話しでした。
どうかハゲ男のように「健康」だけは害さないように願っています。
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