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  • 執筆者の写真功 山口

痩せやすい体質になるためには腸内環境をよくすることが大切

おはようございます!


静岡県菊川市でフリーのトレーナー及びダイエットアドバイザーとして活動している


JBBF所属ボディビルダーの山口功(やまぐちつとむ)です!


ブログをご覧くださり本当にありがとうございます。



 


今回は腸内環境のおはなしです。



結論は腸内環境が悪くなると太るし痩せないので


腸内環境を良くすることと、悪くしないようにしましょう


というお話をします。



今回の腸内環境とはおおきく

1.腸内細菌の偏り

2.腸内バリア

のことになります。



その方法は後半です。




それにしても不思議だったんですよね、


ボディビルをしていて


なんか太りやすいときと


痩せやすいときがある。



太りやすいときってなんか胃腸の調子が良くないときなんだよなー


なんて考えてた答えが下記に記載してあります。


 


さてさっそくですがたとえ話です。


一卵性双生児の


Aさんと


Bさんがいたとします。





体格も性格もまったく同じふたり、


ダイエットを同時にはじめて


まったく同じものを、


まったく同じ量、


まったく同じタイミングで


同じ咀嚼回数で食べていましたが




2週間後、


Aさんはマイナス2㎏のダイエットに成功


かたやBさんは体重がまったく変わっていません。




ふたりの違いはなんでしょう。





その通り正解です。


腸内環境が違った


突き詰めればダイエットを始める前の食事が違いました。




Aさんは健康的な食事をしていたのに対し、


Bさんはジャンクフードが多い食事をしていた。






なのでBさんは腸内環境が悪くなり、


[太りやすい体質][痩せにくい体質]になっていた




というこれはたとえ話ですが、


腸内環境は本当でそれだけ重要です。






事実、腸内細菌の有名な実験ですが


通常体型の無菌マウスに


肥満マウスの腸内細菌を移植したところ


太ったという研究がたくさんあります。






腸内環境が肥満にかかわる

理由としては細かくいくつもあるのですが

ざっくりまとめると



1.耐糖能異常

2.脂質代謝異常

3.食欲抑制ホルモンの低下

4.食事のエネルギー回収促進

5.慢性炎症の助長



という理由があります。





腸内細菌の実験をいくつか紹介します。

専門用語も出てきますので飛ばしたい方は飛ばしてください。



肥満と慢性炎症


肥満では白色脂肪組織において軽度の炎症が生じています。

その慢性炎症が【インスリン抵抗性】【耐糖能異常】を起こしていると考えられている。


その炎症のトリガーとなるのが腸内細菌由来エンドトキシンの関与です。


高脂肪食を摂取させたマウスでは腸内フローラの変化が生じ


血中エンドトキシンの増加が認められる。


このマウスに抗生物質を投与すると

インスリン抵抗性や脂肪組織の炎症の改善が認められ、

肥満が改善した。


逆に

このマウスに少量のエンドトキシンを持続定期に投与すると

インスリン抵抗性、耐糖能異常が生じ

やはり肥満が増した。



―日本内科学会雑誌104巻4号より



肥満症とエネルギー回収

腸管内容物からのエネルギー回収

(身体に食事のエネルギーを取り込むこと)


は、腸管における食物の滞留時間も需要な因子となる。

(腸内にどれだけ食べ物が滞留したかも要因)




L細胞から産生される[PYY]は消化管蠕動(ゼンドウ)を抑制する。


その産生は[GPR41]を介する。


[GPR41]は主に酪酸とプロピオン酸をリガントとするGタンパク質共役受容体。

※このへんは何言ってるかわからなくて良いです僕もよくわからない


その短鎖脂肪酸は【腸内細菌】によって産生される。


腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸は[PYY]の産生を促進し、


消化管蠕動運動を抑制し、


エネルギー回収を促進している。

(たくさんのカロリーを取り入れている)




―日本内科学会雑誌104巻4号より




無菌マウスは肥満に抵抗する

通常マウスと無菌マウスの比較実験では


通常マウスは無菌マウスに比べ


摂取エネルギーは低く


消費エネルギーは高かったが


体脂肪率は42%も多かった。




そしてその通常マウスの腸内細菌を移植したところ


やはり無菌マウスの体脂肪率は


2週間で57%も増加した。



この通常マウスは、無菌マウスと比較して


・消化管における食事の単糖吸収能力が高く

・肝臓における脂肪合成の鍵酵素(ACC)

およびそれらの遺伝子を標的とする転写因子の発現が高く

・白色脂肪組織において循環血中のリポタンパクからの脂肪酸取り込みに機能するLPL活性が高いこと


を示した。



―腸内細菌学雑誌24巻3号



 





難しいことはさておき、


腸内細菌の乱れや偏り


[太りやすい体質][痩せにくい体質]になるよ


ということです。





ここから腸のバリアについてお話をします。




腸内のバリア

免疫細胞のおおを70%が集まると言われている腸は


大きく3つの異なるバリア機能があると考えられています。



1.腸内フローラによる環境因子バリア

2.腸管を形成する細胞同士のつなぎ目による物理的因子バリア

3.抗菌ペプチド、免疫を司る細胞による生理学的因子バリア




 

ちょっと解説

1.環境因子バリアは健全な腸内細菌叢(腸内フローラ)を維持することで病原性の高い菌を排除してくれる

2.細胞同士のつなぎ目がしっかり閉じることで有害物質の侵入を防ぎ、細胞表面に粘液層を形成し細菌が直接腸の細胞に触れることを防ぐ


 

腸はこのように多くの防御システムを備えていますが


日常生活の様々な要因によってバリア機能は崩れてしまう。


その要因とは


1.高脂肪食

2.過度な飲酒

3.果糖

4.薬の服用

5.食品添加物

6.ストレス






バリア機能障害を起こした腸では


腸に穴が開く状態

【リーキーガット】(リーキーガット症候群)

になってしまう。


リーキーガットが起きた腸では


過剰な免疫反応のために腸そのものが炎症を起こし


[炎症性腸疾患]を発症する。


また一方で



本来腸で排除されるべき様々な有害物質が体内に入り込み


・肥満

・糖尿病

・生活習慣病

・ガン

・アレルギー

・パーキンソン病

・うつ病


の発症や進行とも関係していると考えられている。




腸内環境を整えるために

さてここまでお話をして


腸内環境を整えることがいかに大事なことか分かりました。



それでは具体的に腸内環境を整えるにはなにをすれば良いでしょうか?




 

1.シンバイオテクスの摂取



まず考えることは

プロバイオテクス、プレバイオテクスの摂取

生きた腸内細菌と、その腸内細菌のエサを入れることでしょうか。




研究でも

難消化性オリゴ糖の摂取で腸内フローラに変化が起き


1.血中エンドトキシンの減少

2.耐糖能障害の軽減

3.肥満の軽減

4.血清脂質、血糖の低下(代謝異常症の改善)


がいくつかの臨床試験で明らかになっているようです。




腸内細菌は[発酵食品]

腸内細菌のエサは[食物繊維]

食事から摂りきれなければ[サプリメント]

に頼るのが良いでしょう。



※クライアント様には詳しく情報提供します。

 

2.腸内細菌を殺さない



どうしても入れることばかり考えがいきがちですが、


実はこれがめちゃくちゃ大事かと思います。



腸内細菌を殺さない、

また

腸内のバリアを正常に保つ



これらを達成するためには


1.ジャンクフードを避けること

2.ストレスをためないこと

3.抗菌グッズや抗生物質を使わないこと




食にかかわるところだとジャンクフードを避ける


逆を言えば


自然な食品を摂取することが大切です。




いくらシンバイオテクスの摂取をしていても


ジャンクフードばかり食べていたらいつまでたっても腸(身体)は健康になりません。




身体を健康にしなければ


たとえ摂取カロリーを下げたとしても


いつまで経っても痩せることができません。




 

ということでまとめです。


腸内環境が悪ければ


いくら食事量を調整しても痩せないので


健康的な食事を心がけて


腸内環境を良くしましょう。


というお話しでした。





最後までご覧くださり


ありがとうございました。



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