[代謝の低下]は[筋肉量の低下]が原因って本当?
- 功 山口
- 2022年2月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年3月15日

何度も何度も目にしてきた
[加齢による代謝の低下]
は
[筋肉量の低下]が原因。
という言葉。
もちろんなにも間違ってはないし
運動に意識を向かせるための「進言」としては
良いと思う。
だがしかし
【それがすべて】
だと思ってしまうと
思わぬ落とし穴に落ちることにならないか
と思うわけです。
というのも
僕がその落とし穴にはまった一人なんですね。
「筋肉量の低下」が
「代謝の低下」
だとするなら
その対策は
「筋肉量を増やせば代謝が上がる」
に繋がります。
ここでの落とし穴とは
①筋肉量だけが代謝に依存する
②筋肉量と代謝量の比率が明らかでない
ということです。
ですか?
まぁこの落とし穴にはまると
・よし筋肉たくさんつけて代謝上げるぞ
・(体組成計で計測して)いまの基礎代謝は1,250kcalか
・1,400ぐらいまで上げたいな
みたいな思考になります。
なるはず。
僕はなりました。
落とし穴1
筋肉量だけが代謝に依存する
筋トレをして
筋肉量がまったく同じだとしても
代謝は下がります。
(一般的には下がるはずです)
なぜなら
細胞が老化するから。
ミトコンドリアの機能低下により
代謝が下がります。
落とし穴2
筋肉量と代謝量の比率が明らかでない
筋肉1㎏は
基礎代謝の50kcal
なんて言われてます。
実際の代謝量の計算は難しすぎてわけわかりません。
「50kcal」
思ったほど多くない。
もちろん「チリツモ」なので
その50kcalはとても大きな意味を持つのですが
んー。なんというか。
筋肉を1kg付けるって
なかなか大変なこと。
もちろん
・まったく運動していない人
・かなり筋肉のついたボディビルダー
1kgの筋肉を付ける大変さは違うと言えば違うけど
【運動への耐性】
【キツさへの耐性】
が個人ごとに違うので
まったく運動していないひとが
筋肉を付ける運動をする
ということ自体に耐えられないかもしれない。
まぁ大変なことなんです。
そもそもですが
基礎代謝って[体調]で大きく左右されます。
がんばってがんばって付けた筋肉1㎏。
ストレス溜まればその50kcal無駄になる可能性。
ということで
加齢による代謝量の低下は
筋肉量だけでないよ
という
トレーナーとして言っていいのか悪いのか
おそらく言うべきではないかも
みたいなことを書きました。
とはいえ代謝をスムーズに回すために
運動は絶対したほうが良いです。
仮にまったく痩せなくても
運動だけは絶対にしておいた方が良い。
どんな運動でも良いから
少しずつ運動習慣を。
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