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  • 執筆者の写真功 山口

[代謝の低下]は[筋肉量の低下]が原因って本当?

更新日:2022年3月15日




何度も何度も目にしてきた


[加齢による代謝の低下]



[筋肉量の低下]が原因。



という言葉。






もちろんなにも間違ってはないし



運動に意識を向かせるための「進言」としては



良いと思う。



だがしかし



【それがすべて】



だと思ってしまうと



思わぬ落とし穴に落ちることにならないか




と思うわけです。



 

というのも



僕がその落とし穴にはまった一人なんですね。






「筋肉量の低下」が


「代謝の低下」


だとするなら





その対策は



「筋肉量を増やせば代謝が上がる」



に繋がります。







ここでの落とし穴とは



①筋肉量だけが代謝に依存する


②筋肉量と代謝量の比率が明らかでない



ということです。



ですか?








まぁこの落とし穴にはまると


・よし筋肉たくさんつけて代謝上げるぞ

・(体組成計で計測して)いまの基礎代謝は1,250kcalか

・1,400ぐらいまで上げたいな


みたいな思考になります。

なるはず。


僕はなりました。

 

落とし穴1

筋肉量だけが代謝に依存する




筋トレをして


筋肉量がまったく同じだとしても


代謝は下がります。



(一般的には下がるはずです)






なぜなら



細胞が老化するから。




ミトコンドリアの機能低下により


代謝が下がります。






 

落とし穴2

筋肉量と代謝量の比率が明らかでない




筋肉1㎏は


基礎代謝の50kcal



なんて言われてます。




実際の代謝量の計算は難しすぎてわけわかりません。






「50kcal」





思ったほど多くない。







もちろん「チリツモ」なので



その50kcalはとても大きな意味を持つのですが




んー。なんというか。





筋肉を1kg付けるって




なかなか大変なこと。





もちろん


・まったく運動していない人

・かなり筋肉のついたボディビルダー



1kgの筋肉を付ける大変さは違うと言えば違うけど




【運動への耐性】

【キツさへの耐性】


が個人ごとに違うので




まったく運動していないひとが



筋肉を付ける運動をする



ということ自体に耐えられないかもしれない。








まぁ大変なことなんです。







そもそもですが




基礎代謝って[体調]で大きく左右されます。







がんばってがんばって付けた筋肉1㎏。








ストレス溜まればその50kcal無駄になる可能性。







 


ということで


加齢による代謝量の低下は


筋肉量だけでないよ




という



トレーナーとして言っていいのか悪いのか



おそらく言うべきではないかも




みたいなことを書きました。






 


とはいえ代謝をスムーズに回すために




運動は絶対したほうが良いです。






仮にまったく痩せなくても



運動だけは絶対にしておいた方が良い。





どんな運動でも良いから


少しずつ運動習慣を。




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