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  • 執筆者の写真功 山口

「パーソナルトレーナー」としての大失敗





僕がいまだに忘れられない、


心に深く刻まれたクライアント様からの言葉があります。

「食事が楽しくない」



僕のパーソナルトレーナーとしての大失敗というのは


クライアント様の[気持ち]を無視して


[結果]だけを求めて


[痩せる方法]だけを


押し付けていた


ということ。


トレーナーとしても


人間的にも


失敗ばかりの僕ですが


その中でもこの経験は


本当に考えを改めさせられ


知識不足、能力不足を痛感し


新たな挑戦への第一歩となりました。


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それはフリーのトレーナーとして活動し始めて


まだ1年目のことです。


.


そのクライアント様は


そんなに体脂肪が多くない方で


筋肉をつけて女性らしいボディラインにしたい


というご希望でトレーニングを開始しました。


.


毎週、楽しくトレーニングも継続していただいていたのですが


ある日


「急遽体重を落としたい」


というご希望をいただいたのです。



当時のパーソナルの様子はこんな感じでした。



C「3週間後に結婚式に呼ばれているので


その日までに2㎏体重を落としたいんです」



山口「それなら簡単ですよ。


「2㎏」なら、「14,000kcal」を


「3週間」で減らせばいいので


1日の摂取カロリーは「〇〇kcal」にしましょう。」


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「カロリーの内訳は


「炭水化物〇〇g」「脂質〇〇g」「たんぱく質〇〇g」」


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「[変な油]とか[加工食品]は


ダイエット効率を悪くするので


口にしないようにしましょう。」


(NG食材の表を渡して)


---


「では今日から食べたものを写メで送ってください。」


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だいたいこんな感じ。


(実際はもうちょっと詳しくお話をしています)



その日から届く写メには


・加工品ソースの掛かったパスタ

・濃い味付けの副菜

・脂肪の多い肉

などなど



栄養バランスはそれなりに守れているものの


[設定したカロリー]より


明らかなオーバーカロリーの食事


NG食材の数々



このままでは


目標日までに体脂肪が落とせない。



当時から


絶対に「否定」はしない


と決めていたので


やんわり


「〇〇は避けたほうがいいかもしれません」


「今日はちょっと量が多かったかもしれません」


と、食事が改善するように促していました。


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10日ほど経ったころに


あの言葉をLINEで頂いたのです。


「食事が楽しくない」



衝撃でした。

僕がまるで想像もしていなかった角度からの言葉。

「え!?


急に体脂肪を落としたいのに、


食事を楽しもうとしていたの!?」



正直そのときは


「いやいや甘ったれるなよ」


と思いました。



だってそうじゃないですか!


[現状]を変えたいなら


強い覚悟をもって3週間ぐらいやりきれないと!


俺らボディビルダーなんか


6ヶ月間、味気なくて、少ないカロリーを続けて・・・


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待てよ・・・


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クライアント様はボディビルダーじゃないぞ?


一般的な常識に


ボディビルの常識なんて通用しないじゃないか。



そもそも「痩せる目標」に対して


どれだけの犠牲を払えるか


なにを犠牲にするのか


確認したか?



[痩せる食事が簡単]


というのは自分基準じゃないか?



[痩せるための食事は楽しくない]


なんて自分の先入観じゃないか?


いやいや食事は楽しまなきゃダメだよな


というか結局、「継続」できるものでなければ


[結果]は出ないよな・・・



そうか


ボディビルの「減量」



「ダイエット」


というのはまったく別ものなのか



え?


じゃあダイエットってなに?


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これが僕の


「パーソナルトレーナー」としての大失敗。



もちろんそのあと、


クライアント様からの連絡はなくなりました。



相手の[気持ち]を無視し

(というか気持ちなど考えたことが無かった)


一方的に[痩せる方法]だけを押し付ける


嫌になるに決まってます。



今ならわかる。


将来的にみると


余計に事態を悪化させるだけ。


この経験から、


「ダイエット習慣化」への挑戦が始まりました。


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構想3年


システム構築2年

(継続中)


なんとか形(プログラム)にしたのが去年


いまだ改良中


長い時間、「ダイエット習慣化」について考えてきました。



いまのぼくの夢は


体型に悩んでいる方皆さまが


「体型のストレスから解放される」


システムを作ること。



その結果


「より快適に、より豊かに人生を過ごせるようになること」


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人としての能力が底辺の僕にはできないかもしれない。


でも


もう走り出しちゃってだいぶ時間経つし


なんか「夢」のしっぽに手が届きそうなきがするから


がんばってます。

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あー


味付け濃くて

カロリーの高い文章だった。


胸やけして読めないよこんな文章。おえっ


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